シルバーフォックス 1/144 MiG31 FIRE FOX
はいこんにちは、由紀夫です
前回の投稿から大分間が空いてしまいましたね〜リアルの方が忙しかったんです、いやはや不本意極まりないのですがこればっかりはしょうがないです(´Д`;)
…気を取り直して行きましょうか!今回レビューするのはこちら、1982年に製作されたクリント・イーストウッド氏の映画に登場した架空機、ファイヤーフォックスのプラモデルです。
一定の世代にはグッと来るアイテムなのでは…?「ロシア語で考えろ」って言うアレです笑
ファイヤーフォックスは今まで1/144のみならず、スケールモデルがレジン製のガレージキットしか存在しておらずその入手&組立難度、ガレージキット特有の価格からなかなか欲しくても手が出せない人が多かった機体なんですよ、それが満を持してこの平成の終わりにプラキット化され何と従来品の価格の1/3程で発売されたんです、少年の日にこの映画を見た人々にとってはまさに待望のプラモデルという訳ですね。
そんな期待を背負って登場したこのキットじっくり見ていきましょ〜う!
まずは箱です、エヴァのゼーレのモノリスみたいな真っ黒な箱に入っています。
Amazon限定販売のこのキット、やはり店頭に並ぶキットと違う雰囲気で新鮮です。
箱を開けるとこれまた真っ黒なキットが姿を現します、キットの内容は
プラランナー×2
クリアランナー×1
説明書×1
デカール×2
となっていました。
やはり最近のキットだけあってキチンとランナー事に包装されていますね。
今回のキットにはパーツに番号が振られていて前作のグリペンからの進歩が伺えます。
プラランナーの表面は梨地とツルツルキットとの間のような感じで塗料の食い付きが良さそうです。
筋彫りは若干太めなような気もしますが映画の中の機体もこの位だったのでイメージ通りですね〜白系の機体色だったらさぞスミ入れが捗ったことでしょう(しかしこいつは黒いのだ…)
特徴的なノズル周りの造形は原作に忠実です、特に由紀夫的にはノズル内部の造形がお気に入りです、まさに思い描いたジェットエンジンって感じでシンプルにカッコよくないですかい?
続いて座席です、映画の中ではほぼ映らなかった座席ですがかなりそれっぽく立体化されてます、シートベルトがないのも原作通りで納得の仕上がりですぞ( ´ω` )/
はい出た!由紀夫のこだわりポイントの前脚です、細かな彫刻が精密感を演出していてとても良いのですが拡大するとスポークに歪みがあるのが見て取れます、うーむどうしたものか…
困った時は力技☆という訳でとりあえずデザイナイフの側面で優しく押してあげたら上手いこと直りました!極細のピンセットやなんかでも直せると思うのでお試しあれ。
まぁあれだ、スポークが折れる可能性がある訳だから自己責任でオナシャス by由紀夫
恐らく金型から抜いた後何らかの事情で歪んでしまったのでしょう、こんな歪みはそもそも見えねぇ気にしねぇ!って方と、そもそも飛行状態で組むから車輪要らねぇ(゚σA゚)って方はスルーしても構わないとこだと思います。(由紀夫が人一倍車輪に対してめんどくさいやつだということをお忘れなきよう…)
さてさて車輪コーナーが長くなってしまいましたがそろそろ次のパーツへ…
こちらがエンジンブレードです、完成後にチラッと見えるパーツです。銀に塗装すればブンドド中にキラっと光るのが見えて堪らないに違いありません笑
こういう遊び心って言うんですか?こう子供心をくすぐるモノって最近減っちゃいましたよね…(他のメーカーさんもエアインテークから続く管の造形とかこだわってくんないかなぁ)
続いてこちら、キャノピーです、物凄い透明度です笑
今回もこのメーカーさんは塗装や接着に失敗してもいいように2つキャノピーを付けてくれてますね。モデラー目線の配慮めっちゃ有難いです。
最後にデカールです、大きな赤い星のラウンデルにコーションと尾翼に貼るマークが付属しています。
やっぱりソ連軍機と言えばこの真っ赤な星ですよね!
貼り付け指示を見たところ少し多めに付属しているようです。ここにもモデラー目線の気遣いが見て取れます。
さてさて組み立て前のレビューはここ迄です。これから実際に組んでみたいと思います!
まずは胴体&主翼の切り出しです。
主翼と機首の部分はゲートが何やら挑戦的な位置にあるので慎重に行きますよ〜
まずは出来るだけ本体から離れた場所をカットしましょう↓
次に主翼のゲート跡を処理します、デザインナイフで縁に沿ってカットしたら…
裏面の残った出っ張りを数回に分けて丁寧に切除します、この時デザインナイフの歯を入れる角度に気を付けないと主翼前縁がえぐれてしまうのでくれぐれも注意して下さい。
上手く行けばこんな感じになります(写真右側が処理後、左側は未処理)↓
次に機首のゲート跡の処理です。
機種下面のパーツも主翼同様目立つ部分なので慎重に慎重を重ねて行きます。
ある程度までゲート跡を削ったら残りは無理せず金ヤスリで平らにしましょう
平面になったなと思ったら前方にゲート跡が突き出していても削るのをやめましょう
機首上面のパーツは若干ゲート跡を残し気味にした状態で一旦加工をストップします。
ここ迄出来たら残りのゲート跡はテキトーに処理します(投げやり)
ゲート跡が適切に処理できていればこのように裏面に綺麗にパーツが収まるはずです
機種部分にはダボがないのでズレに注意しながら接着剤で貼り合わせます
機首の接着が出来たら残ったゲート跡を金ヤスリで削り落とします、こうすることによって機首がえぐれてしまう&隙間が空いてしまうのを防ぐことが出来ます
次は下面のエアインテークの取り付けです、特に気を付けることはないですが念の為仮組みをして干渉しそうな凹凸があれば削っておきましょう
凹凸を無くしたら接着です、接着剤の付けすぎには気をつけたいところ…
続いてエンジンノズル周辺の組み立てです
ここのパーツも油断すると隙間が空いてしまうので、
ヤスリで断面を整えてあげると確実に組めるかと思います
断面を整えたことによってぴったりと合うようになりましたね。
これが済んだらエンジンノズルを好みの色に塗装して嵌め込み…
機体に接着します。
お次は上部のエアインテークの取り付けです
このパーツにはそれなりに目立つ位置にパーティングラインがあるので
ヤスリで削り落とすと完成後の見栄えが変わってきます。
ここの部分の加工が終わったらノズル同様に塗装したエンジンブレードを嵌め込んでから本体に接着します。(由紀夫はブレードを組み込み忘れたんで接着したのを無理やりひっぺがしたのだ…)
次に機体下部の安定翼を取り付けます、ダボがしっかりしているので確実に左右同じ角度で取り付けることができます。
この時パーツの向きに注意しましょう
安定翼を取り付けたら垂直尾翼を取り付けます。
こちらも大分取り付けやすいですね、外側に傾いた尾翼の角度って意外と左右対称にするのが難しいのですがこのキットはちゃんと角度が決まるような設計になっているので安心です。
ここまで出来たら足カバーを取り付ける前にマスキングをして脚庫内部の塗装をしてしまいましょう。
ついでに降着装置も塗装しちゃいます。
塗装が出来たら説明書に従って取り付けます
キャノピーは切り離す前に塗装を済ませておくと楽です。
キャノピーは縁を黒く塗ることで厚みが気にならなくなります、お試しあれ!
これで完成でも良いのですが個人的な好みでパネル事に色の変化を出してみました。
油性のカラーペンで機体に色を塗るとお手軽にできるのでオススメです!ぜひ色んな色で塗ってみてください
(画像の機体はメタリックカラーのダークアイアンをベースに適当に調色したものを塗ってます)
後は付属のデカールを貼って完成です!
(自分は国籍マーク以外にコーションマークを貼ってカスタムしちゃいました笑)
うーんカッコイイ!!120点!!!
キャノピーがなんの加工もしなくてもツライチになってくれるおかげでかなりカッチリ決まりました。
やっぱりデカール貼ると大分印象が変わりますねぇ。
実在する機体と比較してみるとファイヤーフォックスがいかにスタイリッシュな飛行機か分かりますね、実在する機体はなんだかずんぐりむっくりに見えます
まとめ
組みやすくてカッコイイ、文句なしのキットでした。
1/144でこの価格かぁ…と思った方もいると思いますがこのサイズと組みやすさを考えればこの値段で十分に納得できる内容です。
このキットはGW明けの販売後再販時期が未定との事なのでまだ手に入れていない人は是非買ってみてください!(ダイマ)
ではではまた次回も見てくださいね( ´ω` )/